数多の宴に集いしは 大地揺るがす鬼の舞い
心に咲かすは 宴天の花 ここに出はでたとこ笑舞
酌み交わす酒こそ宴の花
皆の笑顔が酒の肴
酔って踊るが真の宴
<演舞紹介>
「宴」をテーマに全員演舞を目指しました。
戦場から凱旋してきた鬼達が催す豪快な宴。
白蛇の妖艶な踊りも加わってさらに盛り上がる宴。
やがて最高潮となった宴は天へと昇る竜となる。
一人で飲む酒も良いけれど、
みんなで酌み交わす酒はもっとおいしい。
一人で踊るも良いけれど、
みんなで踊ればもっと楽しい。
ところどころに連鎖など
みんなで踊るから表現できる場面があります。
うまく一体となって表現できるか。
お楽しみください。
2009年度でたとこ笑舞制作スタッフ |
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振付師コメント(2009/7/31) |
振付師として2年目の今年。 自分なりに昨年の失敗や成功から勉強したさまざまなこと、そして、北海道のYOSAKOIソーラン、高知のよさこい祭り、名古屋のにっぽんど真ん中祭りなどで多くの踊り連の演舞を観て感じたこと勉強したことを、でたとこ笑舞に合わせて最大限に生かすことを心がけました。 昨年のうらじゃ以降のさまざまなお祭りで、隊列を変えたり、ちょっとした振りを急遽追加したりと、いろいろやりました。 そうして分かったことが、でたとこ笑舞のみんなは本番に強い!ってことでした。 たとえ練習でできていなくても、本番前に急遽立ち位置を変更しても、みんなきちんとこなしていました。 なので、ちゃんと練習すれば、昨年よりももっと難しい構成の振付でもできるのではないか、ということで、今年の振付は昨年よりもだいぶ構成や振りのパートが複雑になっています。 でたとこ笑舞でできる最大限・・・よりちょっとオーバー気味?な複雑さかもしれません。 複雑にした目的は、今年の振付のキーワードが「みんなでひとつ」だからです。 今年は、踊り子全員でひとつとなって、ひとつの演舞ができるように考えました。 全員で踊ることによって、ひとつのカタチとなる、そういう全員演舞を目指しました。 大きな波となったり、大きな花となったり、全員で竜となったり。 いくつもの仕掛けを用意しました。 全員でひとつの演舞を行う振付では、振付をする段階での全体像は僕の頭の中にしかありません。 それをみんなに振り写しを行っていって、徐々に現実のものになっていきました。 結果、僕の想像通り狙い通りのものを創り上げることができました。 また、宴天花は歌の中に「でたとこ笑舞」というチーム名を入れることができました。 チーム名を曲の中に入れるというのは、やりたかったことでしたが、「でたとこ笑舞」というゴロ的に不可能だと思ってました。 それが出来たのは、曲を創ってくれた平松さん、そして最初に考えたまっつんの発想のおかげです。 この宴天花はさまざまな意味で全員がひとつとなって演舞できるものになったと思います。 でたとこ笑舞全員での酔って歌って踊る楽しい宴。 ぜひご覧ください。 |
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